カフェ開業資金はいくらかかる? 資金調達方法と開業時の費用を抑えるコツを徹底解説!
カフェの開業には、開くための多くの資金や費用が必要となります。
開業資金の調達はカフェの成功に重要な要素。
調達方法や必要な金額は多くの人が気になるポイントではないでしょうか。
ここでは、カフェの開業に必要な費用の内訳や、資金計画などに加え、資金調達方法と開業時の費用を抑えるコツなどについてわかりやすく解説します。
カフェの開業を検討する際の参考として、ぜひお役立てください!
目次
1. カフェ開業資金の費用はどのくらいかかる?
カフェの開業資金は、店舗の場所や規模、内装、設備などによって大きく変わります。
一般的には500万円〜1,000万円ほどが必要とされていますが、小さな個人カフェやキッチンカーであれば、200万円〜500万円程度でスタートできる場合もあります。
なお、これらは比較的「目安」であり、実際の計画の資金は具体的なものや状況に応じて変動します。
主な費用には、物件取得費、内装工事費、設備や家具の購入費、食材の仕入れ費、広告宣伝費が含まれます。
特に費用の大部分を占めるのが物件取得費と内装工事費。
これらは、どの立場を選ぶかや内装にどれだけこだわるかによって費用が大きく変わってきます。
開業資金を見積もる際には、オープン時に予想外の出費が出る可能性や、オープン直後の集客が安定しない期間があることも考慮して、余裕を持った計画を立てると安心です。
しっかりとした資金計画を立てることで、資金のやりくりなどに苦労せず、順調なスタートを切ることができます。
2. 資金調達の方法とは?
開業資金の目安がわかったら、次に考えるべきは「その資金をどうやって調達するか」です。
カフェを立ち上げる人にとって、資金調達をどうするかは大きな課題となります。
カフェ開業にはどんな資金調達方法があるのか、融資の種類や融資を受けるための審査にはどんな準備が必要なのかなど、詳しく解説していきます。
1. 自己資金を活用
最も理想的な方法は、自己資金を活用することです。
自己資金を活用することは、直接的でシンプルな資金運用の方法なので、自由に資金運用ができる点が大きなメリットです。
しかし、自己資金だけに頼ると、万が一の資金繰りに失敗したときのリスクが高くなります。
特に、計画がうまく進まない場合、自己資金が底をつき、カフェの運営が厳しくなる可能性もあります。そこで、自己資金に加え、他の資金調達方法も組み合わせるのが理想的です。
例えば、金融機関から融資を受ける場合、一般的には、開業資金の3分の1以上の自己資金が求められます。
自己資金を活用することで、融資の選択肢も広がり、余裕を持って準備を進めることができます。
さらに、開業後の運転資金のためにも、自己資金は早めに貯めておくことが重要です。
2. 国や自治体の融資制度
・日本政策金融公庫の融資
日本政策金融公庫は、国が100%の株式を保有している金融機関です。
創業時に利用できるいくつかの融資制度があり、中でも「新創業融資制度」は原則、無担保無保証人で融資を受けられます。
また、融資金額が大きく、上限は3,000万円(内、運転資金1,500万円)です。
融資スピードが速い点もメリットであり、申請から融資が決まるまでかかる期間の平均は3週間程度となっています。
また、民間の金融機関よりも返済期間が長いので、返済計画が立てやすいポイントもメリットとして挙げられます。
日本政策金融公庫の融資制度は、カフェ開業者にとって有利な資金調達手段です。
そのため、事業計画書や資金の準備が審査の重要なポイントとなります。
・地方自治体の制度融資
地方自治体が信用保証協会、民間金融機関と連携して実施する融資制度です。
地方自治体が保証料や金利の一部を補助してくれるので、事業者の負担が軽減される仕組みとなっています。
金利が1~3%と低く、審査のハードルが民間の金融機関と比べて低い点がメリットです。
日本政策金融公庫と同じく起業促進のための制度なので、新規事業を始める方も審査が通りやすい傾向にあります。
しかし、制度融資は複数の機関が連携するという仕組み上、手続きには時間がかかるという点がデメリットです。
融資が完了するまでに3ヶ月程度かかるので、手続きは早めに済ませることをおすすめします。
地域によっては制度の仕組みや審査の基準、申し込み方法などが異なっているため、各自治体に確認してみましょう。
融資を受けるにあたっての注意点
・自己資金の割合:
開業資金のうち、3分の1以上を自己資金で準備しておくと、融資審査で有利です。
・事業計画書の作成:
自己紹介や開業理由、商品・サービスの説明、ターゲット顧客、売上予測、経営計画などを具体的に組み込む必要があります。
・返済の計画:
借入金の返済は必ず守ることが重要です。
返済が遅れたり滞ったりすると、次にお金を借りる際に審査が厳しくなったり、融資が受けられなくなるリスクがあります。
3. その他 助成金・補助金/クラウドファンディング
・助成金・補助金
自治体や国の創業支援として提供される助成金・補助金も、資金調達の手段です。
種類や金額は地域ごとに異なるため、事前に調査して利用を検討しましょう。
・クラウドファンディング
クラウドファンディングも資金の調達方法として注目されています。
支援者から資金を集め、見返りとして商品やサービスを提供する形が多く見られます。
SNSを活用すれば、効率的に情報を広めることができ、開業前にお店の宣伝ができるという大きなメリットもあります。
3. 開業資金を抑える方法
カフェ開業の資金を抑えるための工夫も忘れてはいけません。
以下のポイントで、コストを抑えながらカフェを開業できます。
1. 居抜き物件を利用する
居抜き物件に開業するメリットとして、まず前店舗の施工した内装や設備などを利用できる点が挙げられます。
前店舗の施工した内装(天井や壁、床)や設備(厨房や空調、電気など)を利用することで、スケルトン物件よりも内装工事費用を削減可能です。
また内装工事の期間を短縮できる点も、居抜き物件に開業するメリットです。
物件を契約してから開業するまでの期間を短縮できるため、賃料の節約にもなります。
2. 中古設備を購入する
厨房設備や食器などは、中古品が多く販売されています。
金額としては新品の半額程度になることもありますので、希望のものが購入できれば開業資金はかなり削減できるでしょう。
ただし、質のいい中古品は競争率も高いので販売店やネットの情報を常にチェックしておく必要があります。
予算的に厨房機器の新規購入が難しい場合はリース契約も検討してみましょう。
月々数万円の支払いで新品を導入することも可能になります。
月毎の経費は増えますが、カフェをオープンするまでの開業資金は100〜200万円以上抑えることも可能です。
3. DIYで内装を新調
自分でできる部分はDIYで行うことでコストを抑えられます。
開業資金で最も大きいのは、内装設備費です。
この部分を抑えられると、費用はかなり下がります。
水回りや電気、専門的な工事は業者に依頼する必要がありますが、クロスの貼り替えや換気扇の取り付けなど比較的簡単にできることもあります。
4. まとめ
カフェ開業において、「資金計画をしっかりと立てること」が何より重要です。
資金計画を綿密に立てることで、オープン後の経営をスムーズに計画を進め、予期せぬ出費や運転資金不足のリスクを減らすことができます。
特に、開業後の運転資金や予期せぬ出費に対応できる余裕を持った計画も大切です。
また、自己資金がある程度準備できれば、融資を受けられるようになるため、早めに資金確保を進めることもポイントです。
資金調達方法や助成金の活用、クラウドファンディングの検討も忘れず、計画を綿密に練り上げることで、安定した開業が可能になります。
多くの方にとって「開業」は人生をかけての挑戦となるはずです。
しっかりとした資金計画こそが、理想のカフェ開業を実現させます。
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自分の想いの詰まったカフェづくりを目指すあなたをカフェズライフは応援します。
引き続き、「カフェ開業」についての情報を発信してまいりますので、お楽しみに!
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