カフェズライフ

カフェ開業に必要な資格と手続きの完全ガイド

2024/12/13 【Blog】

いつか自分のカフェを開きたい…!

 

そんな夢をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

 

でも、「何から始めればいいのか分からない」「資格や手続きってやっぱり難しいのかな」と、不安を感じてしまうことってありますよね。

 

ここでは、カフェ開業に必要な資格や具体的な手続きなどについてわかりやすく解説します。
カフェの開業を準備する際の参考として、ぜひお役立てください!

 

1. カフェ開業に必要な資格とは?

カフェを開業する際に、必ず取得すべき資格は以下の2つです。

 

1. 食品衛生責任者
まず、カフェを開業するにあたって最低限必要なのが「食品衛生責任者」の資格です。
これは、飲食店を運営する全ての店舗において、必ず取得しなければならない資格です。
取得方法はとても簡単で、自治体が主催する1日の講習を受講するだけで資格が認定されます。

 

調理師や栄養士の資格を持っている場合は、この講習を受けることなく登録が可能です。
講習のスケジュールは自治体によって異なるため、早めに受講日を確認しておきましょう。

 

2. 防火管理者
店舗の規模や構造に応じて「防火管理者」の資格が必要です。
30名以上の収容が可能な店舗や、火気を使用する場合にはこの資格が求められます。
この資格は、火災予防や避難誘導について学ぶためのもので、消防署が主催する講習を2日間程度受けることで取得できます。

 

小規模な店舗でも、火気を使う場合や複雑な構造の店舗では必要となることがあるため、事前に地元の消防署に相談しましょう。

2. カフェ開業に必要な届け出と手続き

資格だけでなく、カフェ開業には以下の届け出や許可が求められます。

 

1. 保健所への営業許可申請
飲食店を営業するには、保健所から「営業許可」を取得する必要があります。
この申請では、厨房設備や衛生基準が飲食店に適合しているか審査されます。
後から手直しを防ぐため、設計段階で、審査基準を満たす設計になっているかしっかり確認しておきましょう。

 

必要書類: 施設の図面、申請書、食品衛生責任者資格証明書など。
費用: 10,000〜20,000円程度(自治体による)。
ポイント: 開業予定日の約1ヶ月前までに申請するのが理想的。

 

2. 消防署への防火対象物使用開始届
店舗が防火基準を満たしているか確認するため、消防署へ「防火対象物使用開始届」の届出も必要です。
設計段階で、審査基準を満たす設計になっているかしっかり確認する必要があります。

 

3. 税務署への開業届出書
事業開始後1ヶ月以内に税務署へ「開業届」を提出します。
同時に「青色申告承認申請書」を提出すると、青色申告が利用可能になり、最大65万円の控除や赤字の繰越、家族への給与を経費計上するなどの節税メリットが得られます。申請は開業日から2ヶ月以内が期限です。

 

4. 酒類販売業免許
カフェでアルコールを提供する場合、「酒類販売業免許」が必要です。
取得には数ヶ月かかることもあるため、早めに準備を始めましょう。

 

5.菓子製造業許可申請
パンやスイーツのテイクアウト販売には「菓子製造業許可」が必要です。
この許可は、飲食店営業許可とは異なる基準で審査されます。

 

お菓子やパンの製造過程で衛生管理や品質管理が不十分な場合、食中毒やアレルギーなどの健康被害が発生する可能性があります。こうしたリスクを防ぐため、国や地方自治体は菓子製造業許可の取得を義務付けています。

 

6.コーヒー販売資格
自家焙煎や挽きたてコーヒーを提供する場合には、コーヒー製造業の届け出が必要です。
他社から仕入れた豆をそのまま販売する場合は不要ですが、自家製品を提供する際は注意してください。

 

3. あると便利な資格

カフェ開業に必須ではありませんが、取得しておくと役立つ資格をご紹介します。

 

1. 調理師免許
調理師免許があると、フードメニューの品質をアピールできるだけでなく、食品衛生責任者の資格取得が免除されます。
食事メニューに力を入れたい方にはおすすめです。

 

2. バリスタ資格

エスプレッソやコーヒーにこだわったカフェを開きたい場合、「JBAバリスタライセンス」や「コーヒーマイスター」の資格を取得すると役立ちます。
JBAバリスタライセンスは日本バリスタ協会が主催する資格で、コーヒーマイスターは日本スペシャルティコーヒー協会が主催する、知名度の高いコーヒー関連資格です。他にもさまざまなコーヒー関連資格があります。

コーヒー系の資格はすべて民間資格で、国家資格はありません。
また、これらの資格はカフェ開業に必須ではありませんが、自身の強みにできます。

 

3. 栄養士免許
健康志向のオーガニックカフェを開業したい方には、「栄養士免許」の取得がおすすめです。
栄養学の知識を活かすことで、健康を意識したメニューの開発ができます。
また、お客様からの信頼や安心感を得られ、カフェのコンセプトの一つにできる点も大きなメリットです。

4. 開業準備を成功させるためのポイント

1. 店舗設計の段階で保健所と相談する
保健所の営業許可審査は、設計段階から基準を満たしているかが重要です。
厨房設備や排水設備などの配置を確認するため、設計図を持参して事前相談を行うことで、開業後のトラブルを未然に防ぐことができます。

 

2.資格取得を計画的に進める

食品衛生責任者や防火管理者の資格は、講習の開催日に限りがあります。
開業間近になると希望の日程が埋まってしまうことも多いため、余裕を持って早めに計画を立てることが大切です。

 

3. 専門家のサポートを活用する
開業に不安を感じる場合、カフェ開業スクールや専門コンサルタントの力を借りるのも一つの手です。
カフェズライフでも、必要な手続きや店舗設計、資金計画に至るまで、開業準備をトータルでサポートしています。
修了後も専門的なアドバイスを受けられるため、多くの卒業生が安心して開業に成功しています。

 

 

カフェの開業にはいくつかの手順や準備が必要ですが、ひとつずつ進めていきましょう。
理想のカフェをつくるための参考として、ぜひご活用ください!

 

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自分の想いの詰まったカフェづくりを目指すあなたをカフェズライフは応援します。
引き続き、「カフェ開業」についての情報を発信してまいりますので、お楽しみに!

 

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